知らない場所、

知らない人物
 

知らない感情
 
 
 

もはや無に近いような環境の中では
抵抗感や疑問に思う余地もなく
 
 
当然のように受け入れ始めていた
 
 
 
 
 

新しく認識し直す豊かな世界の原点
 
 
青に緑に白に
 
 
それぞれの居場所で
思い思いの生が蠢いている
 
 

次の瞬間には変化し
別の景色になっていくとしても
 
 

全てが変わってしまっても
何も変わらないと強く感じてしまうのは
 
 
 
期待の高まりと傲慢か

確信による安心か
 
 
 

好奇心は静かに身を潜め
畏怖と郷愁が内から溢れる
 
 
 

差し伸べられた手をとる
 
 
 

やはり、悪い気はしなかった