黒い煙、爆ぜて、
揺れるのは現在
一つ一つ吟味しながら、
時折じっくり眺めたりもして
大雑把に投げ入れる
花火のように美しいわけでもなく
誰に向けたものでもない
変化を身体のどこかで受け止めるたびに
わだかまりがまた一つ
そしてまたもう一つと
誰かに知らせるわけでもなく
往生際の悪い自分へ
すばしっこく逃げ回る自分へ
いまだ空気を読まず抗う自分へ
それは、
訣別のための引き金を引く
未来を信じる自分のため