
疑念も確信も
穏やかに薄らいで
掴めず分からず
知らずとも気にせず
未来に解けていく
静かに積もり続けた過去の憤り
何度見た光景かも分からない
不自然に晴れやかな空は
誰もが望んだとされている
静けさは
全ての終わりの先
あまりにも危うい
手応えのなさに
いつの日か
懐かしい質量
忘れつつあるこぼれ落ちた
沈殿した輝き
囚われた記憶に
焦がれたままに