今日も繰り返す。
雨を理由に暴れまわる連中だった。
 
水の爆撃に
恐れおののいているのかもしれない。
 
たしかに私なんかよりも
はるかに感覚は鋭いのだろうから
わからないでもないけど。
 

顔色が変わってしまった彼女たちを
落ち着いてどこかに葬り去るのは
別段、辛い作業ではなかった。
 
 

ものごとは連鎖する。
爆発した近くにあったものが
同じく爆発するように

火がものを伝っていくように
とにもかくにも、
似ているものは共鳴していた。
 

以前はあんなにも
みんな似ていたのに、
今日はこんなにも違うのだから。
 
 

似ているってなんだろうって考える。
ニルってなんだろう。
 
 

自分の手で下してしまっていて
こういうのは
少しだけ違和感を覚えるけれど、
 
葬った彼女たちは
どこへいってしまったのだろうか。